団体の設立目的
はじめまして。大阪で少年院出院者の自立支援をしている良心塾の黒川洋司と申します。良心塾は、少年院出院者、刑務所出所者たちが社会に復帰する際の壁の高さを考慮し、「住居」(生活を守る)、「就労」(働く力を育む)、「教育」(生きる力を育む)支援を三位一体で提供している中間支援施設です。
我が国の犯罪における再犯率は犯罪件数が下降している現状とは反して平成18年より毎年上昇しており現在では48.7%になっております。この問題を重く見た政府も平成27年12月に再犯防止推進法を施行しましたが現在も再犯率は上昇の傾向にあります。
社会問題になっている『再犯』問題を解決するには少年院出院者、刑務所出所者たちが「生き直す」場(仕事)社会教育する機会をつくる事で「加害者」も「被害者」も増えない社会を実現するために誰でもやり直せるチャンスを提供し彼ら・彼女らに人生のセカンドチャンスを支援することで再犯を防ぎ、誰もが笑って暮らせる安心、安全な社会をつくるために活動しています。
虐待と少年犯罪の関係性
少年院出院者の殆どの家庭は何らかの問題を抱えています。少年たちは虐待や育児放棄を受け児童養護施設に保護される経験があったり、安心して暮らせる家庭環境で育っていない子がとても多く明らかな愛着障害に陥っている若者ばかりです。
幼少期に虐待や育児放棄を受けている子供達の特徴としては、自尊心が低い、嘘をつく、自殺願望や自慰行為を何度もするなどの傾向が多々あり、精神面だけではなく経済面、社会面においても自立できていないことが多く、そんな彼らが自分なりに生きて行く術として狭い視野から追い詰められ自殺をしたり、犯罪や非行に手を染めてしまい、時には彼らを利用する大人に騙され犯罪に巻き込まれて行くなどが現代の少年犯罪の背景となっています。
団体の活動内容
虐待孤児や少年院出院者の『精神的』『社会的』『経済的』自立支援に取り組み被害者を増やさない、加害者を増やさない、傍観者を増やさない取り組みを農業と飲食店を通じて実践しています。また、社会的にも経済的にも自立しておられ経営者や大人が支援に参加できる取り組みを増やすことで支援の輪を広げ、愛のある起業家を増やすことに挑戦しています。
目指す未来の状態
「社会からの愛情」を受けて育った将来世代を育み、愛のある次世代社会の担い手を増やしています。また、それを拡大再生産していくべく、社会へ愛情を注ぐことのできる起業家を育成する共創プラットフォームを目指しています。
実現へ向けた課題
虐待や家庭崩壊が、少なからず愛情障害や発達障害に関連している事がまだまだ社会的に理解を得れておらず、社会的傍観者による偏見や差別が存在します。そのため、マイノリティとしての社会課題と認識されることも多く、社会的連携がうまく機能していないことが課題です。
上記を解決するために、当オンラインサロンでで取り組むアクション
後継者不在で困っている企業や農家・漁業・林業・伝統文化関係者に対して、企業課題の解決と同時に社会課題の解決にもつながる事を周知していくことで、社会的傍観者にデジタルを通じて自覚をもたらし、共創の和へ参画させる解決策に取り組みます。
オンラインサロン開設で日々の活動内容を発信したり悩みを抱えている若者の話を通して、全国にいる経営者、農業、林業、漁業者またはカッコイイ生き方をしている大人との出会いを創出し一人一人の可能性を引き出します!
また振り返り機会を創出して自己承認機会を増やします。その体験シェアにより新たな支援者との出会いが生まれたり、関係性が育まれていくことで、多様な担い手と共に愛ある起業家を育むプラットフォームを創っていきます。